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日本人の「死ぬ場所」が病院死から施設死へ変化?急増している理由とその将来は

   

自分の死ぬ場所について具体的に考えたことがある方、どのくらいいらっしゃるでしょうか?
あまり深く考えたことはなくても、ある程度の年齢になれば、どこかしこ体に不調をきたしたり、病気になったりして病院に入院、最後はその病院のベッドで・・・・・・、
といった漠然としたイメージが一般的といったところでしょうか?

そんな日本人の死ぬ場所がここ最近になって変化してきているといわれているそう。病院死から施設死へ、その変化の理由と施設死が急増している背景を見ていきたいと思います。

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日本人の死ぬ場所、自宅から病院、施設死へと変化

今では多数派を占める病院死ですが、実はこれは戦後ここ数十年の間に急増したもの。それ以前の日本の長い歴史の中では、自宅で亡くなる自宅死がほとんどでした。

厚生労働省が統計をとり始めた1951年には自宅死が82.5%で、病院死はたったの11.7%。
その後、高度成長期に入ると自宅で亡くなる方がどんどん減り始め、その数は病院死へとシフトされました。
病院死が急増して、1976年にはとうとう病院死が自宅死を上回ります。その後も自宅死は減少、逆に病院死は増加の一途をたどり、2005年には82.5%が病院死となり、現在に至るというわけです。

現在も大きな割合を占める病院死ですが、動向が変わり始めたのが翌年の2006年。それから徐々に自宅死の割合が減り始め、2016年には75.8%に。
自宅死は横ばいでほぼ変化はなく、病院死の代わりに増えているのが施設で亡くなる方の割合です。
1990年には0%だったものが、2016年には9.2%にまで増えてきているとのことで、これからの日本人の死ぬ場所がどのように変化していくのか、興味深いですね。

死ぬ場所に施設死が急増している理由とは?

病院死に代わり増加している施設死。
この施設というのはどこかというと、主に、特別養護老人ホーム(特養)、有料老人ホーム、養護老人ホーム、軽費老人ホーム(ケアハウス等)、老人保健施設。一般的に老人ホームとして認識されている施設ですね。
これらの施設が病院死の割合を引き下げている要因は、施設内での看取りが進んだためといわれています。

施設での死亡者の推移をみると、ここ10年間aaaaaで施設から病院に搬送されての病院死が急減、施設内で亡くなる方の割合が急増しているのだとか。

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施設死が増えている大きな理由のひとつと考えられているのが、厚労省が2002年以来力を入れてきた「ユニット型個室」の普及といわれています。
それまでの施設では、見ず知らずの人数名で相部屋を利用する雑居部屋スタイルが主流でした。
しかしそれでは、個人のプライバシーは守られず、家族の面会時もゆっくり過ごすことができなかったり、個々の生活スタイルや意思、趣味や好みはほぼ配慮されることがなく、入院患者に近い状態…でした。

それが個室であれば、長年自宅で使用していた家具や食器類、身の回りの生活用品や日用品、さらに仏壇などまで自分の好きなものを持ち込むことができ、自宅の延長のような環境で快適に過ごすことが可能になります。
最後は病院ではなく自宅で…という希望が、最後は病院ではなくこの個室で…に変化し、本人、家族ともに希望する人が増加し、施設死の急増へとつながっているようです。

「最期はどこで亡くなりたいか」というアンケート調査では、約6割ほどが「自宅で」と答えるのだそうです。しかしその自宅死は核家族化や一人暮らし世帯の増加などにより難しくなっています。そんな現代では自宅死に近い「施設死」が急増するとももっともな話なのかもしれませんね。

海外ではどうなの?これからの日本は?

それでは海外での現状はどのようになっているかというと、欧米諸国では病院死はおよそ50%前後で、中でも特に割合が低くなっているのがオランダの30%以下なのだとか。

欧米の施設は日本のものよりもずっと自宅に近い集合住宅のようなものが多数派。
内部の間取りもベッドルームとリビングルームが分かれて、食堂などの共用スペースも少人数で利用されるなど、プライベートを重視し快適に過ごせる工夫がなされているところが多く利用者も多いようです。
それだけに病院死かそれ以外(自宅・施設)かという割合を見ると、グンと病院死が少ないという結果につながっているわけですね。

また病院で死ぬ人の割合が最も少ないオランダでは、在宅医療や在宅介護が非常に充実しているため、病院と変わらない医療サービスが病院以外で受けられるのだそうです。
そうであればわざわざ病院に入院して、病院で最期の時を迎える必要はなくなるというのも納得です。
病院以外で医療や介護を受けられるかどうかは、その国の医療の充実度を測る目安にもなります。
病院死の割合が少ないほど、国の医療・介護サービスが成熟していると考えられるわけですから、日本も将来的にはそこを目指していく必要があるのかもしれませんね。

まとめ

高齢化の進む日本では施設死は、これからもその割合を大きくしていくのかもしれませんね。自分が一生涯を終える頃には日本はどうなっているのか…これからも注目していきたい話題だなと改めて感じさせられました。

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