ビタミンCが豊富なみかん、栄養や効果、長持ちさせる保存法?
冬の味覚の代表選手みかん。毎年ダンボールで箱買いしているという方や、いつもテーブルの上に置いてあるというご家庭も多いですよね。さっぱりとして香りもよく、程よい甘さが後引くみかんを1日にいくつも食べちゃう…なんていう方も、きっと私だけではないことでしょう!
そんなとっても美味しいみかん、冬の間に頻繁にいただくものですから、その栄養やカロリーも少々気になるところ。また、大きな箱でまとめ買いすることも多く、美味しく長持ちさせるための保存方法なんかも知っておくと何かと安心ですよね。
今日は旬の味わいみかんについて、知っておきたいお役立ち情報をたっぷりとご紹介していきたいと思います!
みかんの栄養やカロリーもチェック!
ついつい食べすぎてしまうことも多い甘いみかん。果物だからきっとヘルシーだろうとは思いつつ、糖質やカロリー、その他の栄養素や健康・美容への効果なんかも気になるところです。
みかんの栄養の中でビタミンCが豊富であるという点。
ちょうど風邪やインフルエンザが流行する時期に旬を迎えるみかんですが、風邪予防に効果的なビタミンCがたっぷり、まさに理にかなった旬の味わいですね。
風邪予防の他にもビタミンCには、心臓病や白内障の予防にも効果があるそうです。
またみかんの黄色い色の成分であるβ-クリプトキサンチンはカロテノイドの一種で、みかん一つに1~2mgほど含まれています。これは他の柑橘類のおよそ60倍といわれており、抗酸化作用や美容効果があるのはもちろん、ガンや骨粗鬆症の予防にも繋がると注目されています。
その他に皮やすじに含まれるヘスペリジンと呼ばれる成分には、血圧を安定させ、血管を強くする働きが。高血圧や脳卒中の予防、アレルギーへの効果も期待できるそうです。
みかんひとつの重さは約130グラムで、カロリーはおよそ45kcal前後。通常のお菓子やスイーツに比べてもとってもヘルシーな上、クエン酸やペクチン、βカロテン、ビタミンBやビタミンE、カリウムなどの栄養もたっぷりの嬉しい食材というわけですね。
積極的に食べていきたいみかんですが、あまりに食べすぎると手のひらや足の裏が黄色くなってしまうなんていうことも。
これは柑皮症と呼ばれ、みかんを食べるのを中止すれば治るものですが、適量とされる1日に2~3個を目安に食べるのがよいそうです。
みかんを箱買いで大量ゲット!長持ちさせるには?
みかんはいつも箱買いして切らさないようにしているというご家庭も多いですね!
そこで気になるのが、美味しい状態で長持ちさせる保存方法。
まずは適度な湿度がある風通しのよいところに保管するようにします。5度前後の涼しい場所がおすすめなので、冬場はあまり暖房を入れない場所に置いておきましょう。
また春先など暖かくなってきたら、温度に少し気をつけて保存し、早めに食べてしまうのがおすすめです。
ダンボールなどに入れている場合には、ふたを開けて風を通したり、下のほうでつぶれているものがあれば早めに取り除いたり、先に消費してしまうようにします。
また食べきれないなどの場合には、昔懐かしい冷凍みかんとして保存するのもおすすめ。
常温よりも長持ちするのはもちろん、暖かい室内で食べる冷え冷えのみかんは、またひと味違った嬉しい味わいです。
みかんの美味しい食べ方、おすすめの品種。
みかんの食べ方、ほんとうに皆、様々ですね!
みかんの外皮をむくのは当然として、小袋のうす皮やスジはどうするのか?
食感を損ねるので取り除く派。
パクパク気にせず食べる派などまさに千差万別。
しかし、袋やすじに特徴的な栄養があるので捨ててしまうのは少しもったいないかもしれませんね。
また美味しいみかんの見分け方は、色つやが良くて、ヘタが青く新鮮なもの、皮の表面がきめ細かく小ぶりなものが甘いことが多いそうですので、お買い物の際には参考にしてみてくださいね。
いくつかおすすめのおいしい品種を生産地別にご紹介
・和歌山:「有田みかん」がとっても有名、一番おいしいみかんともいわれ、高い糖度が魅力です。
・愛媛:オレンジのような爽やかな風味が楽しめる「はれひめ」、極甘の糖度が特徴的な「甘平みかん」が人気。
・佐賀:「せとか」という品種は果肉がとろとろでゼリーの様な食感と強い甘みが楽しめます。旬は少し遅めの3月。
みかんの皮の利用法
みかんの皮は捨てないで皮を日陰でカラカラになるまで干す。
「陳皮(ちんぴ)」
・漢方薬
みかんの皮は「陳皮(ちんぴ)」という漢方薬として使われている。
・お風呂に浮かべる
陳皮をネットに入れ、お風呂に浮かべると身体がポカポカになって、冷え性や肩コリ、筋肉疲労や腰痛にも効果がある。
・お茶
陳皮を急須に入れ、お湯を注いだら陳皮茶の出来上がりです。
・油汚れを落とす
みかんの皮の香り成分である「リモネン」が油分を溶かす働きがある。
・肥料としても使う
陳皮の状態のものを、細かく刻むか粉末状にし、肥料代わりに土の上にまいたり、土の中に混ぜたりする。香りは害虫除けにもなる。
まとめ
何気なく頂いていたみかんですが、思わぬ健康効果や栄養素がいっぱいで目からウロコの思いです。
まさに旬の今の時期に、たっぷりと味わってカゼ知らずに元気に寒い冬の時期を乗りきっていきたいと思いますね。