味覚障害の原因とメカニズムや改善方法
食事を楽しむ上で欠かせないのが「味覚」ですね。人は特に意識せず毎日おいしい料理を食べていると思われます。しかし中には味を感じることが出来ない、いわゆる”味音痴”、または”味覚障害”と呼ばれる人たちが存在します。
今回は味覚障害の原因と、それを少しでも改善する方法をまとめてみました。
味覚障害の原因は舌と主に関係している
味覚には「甘味」、「酸味」、「塩味」、「苦味」の他に様々な味覚があります。
この味覚を伝達するのが、舌の表面にあるブツブツの形をした「味蕾(みらい)」と呼ばれる器官がこれを受容して大脳に伝えるのです。このような過程を経て始めて私たちは酸味や甘味を感知できるのです。
しかし、老化や生活習慣の乱れなどが原因で、舌の味蕾が脳に伝わるまでのどこかに異常があれば味は感じなくなってしまいますし、これに加え、口の中の乾燥、唾液の減少、風邪による味覚低下、ストレスなども味覚障害に関係してきます。
味覚障害の原因
・加齢
・亜鉛の不足
・口腔内が乾燥する口腔疾患、
・鼻づまりやアレルギー性鼻炎などによる風味障害
・糖尿病や腎臓などのさまざまな病気の合併症
・薬の副作用
・ストレスによる心因性
味覚障害の改善方法
1.亜鉛をしっかり摂取する
1.亜鉛をしっかり摂取する
亜鉛不足が引き起こす症状として味覚障害の他には免疫力の低下、成長障害などがあげられます。
普段から規則正しい食事をしていれば不足しないと言われていますが、食料添加物のとりすぎや無理なダイエットによって不足してしまいます。
普段からダイエット中の女性やコンビニ弁当を主食にしている人は要注意です。
●亜鉛を多く含んでいる食料
・肉類〜牛肉、レバー、豚肉
・魚介類〜牡蠣、いわし、さば
・乳製品〜チーズ、牛乳
・海藻類〜わかめ、ひじき
亜鉛の1日の摂取量として8〜10mgです。牡蠣にはなんと約25mgですが食べる機会が限定しますね。手に取りやすい食材としては豚肉、牛肉はともに約8mgの亜鉛が含まれて、野菜の中ではパプリカですので積極的に食べましょう。
適度にストレスを発散する
精神的なストレスによって味覚障害になってしまう事をあります。そのため、日頃からストレス発散を意識して過ごすことをおすすめします。
特に仕事、人間関係、職場における環境などが日頃からストレスを溜め込みすぎてしまうと味覚障害の他に、うつ病にもなってしまう危険性があるためとても危険です。
簡単に出来るストレス発散方法
・少し息が上がる程度の有酸素運動(ジョギング、スポーツ)
・感動する映画を観る
・大声を出す(カラオケなど)
・湯船に浸かる
湯船に浸かってみてはいかがでしょうか。これだけでも体の緊張がほぐれリラックス効果があるので十分にストレスを発散できます。
サプリメントや亜鉛製剤を服用
食事で十分にとれない場合には。
まとめ
味覚障害になると、せっかくの食事も満足に楽しむことが出来ませんし、食欲不振から栄養不足になったり、塩分や糖分をとりすぎたりと、栄養障害の危険性も高くなってきます。
普段の食生活を見直したり、ストレスを発散する、亜鉛をしっかり摂取するなど、どれも手軽に出来るものですので、時間をかけて焦らずにゆっくり改善していきましょう!