防災の日とは?由来やその日にやっておきたい事など
2018/08/13
今年も9月1日 防災の日がやってきました。
大きな地震災害や津波、大雨による浸水、崖くずれなど、いたましい光景をニュースなどでも目にすることの多い近年の日本です。
「いざという時のために適切に行動できるように日頃から備えておきたい」など、そんな心構えや食料・物資などの備えに関して、改めて見直す機会としたいです。
今回は、もうすぐ来る防災の日について、見ていきたいと思います!
防災の日はどのような由来で制定されたのでしょう?
1.関東大震災
1923年に発生した関東大震災に由来するものです。
現代に伝わる歴史の中でも最大クラスと言えるこの地震はマグニチュード7.9、震度6の規模で、南関東を中心に、死者・不明者14万2,807名、家屋全半壊約25万4千棟、焼失した家屋は約44万7千棟だったそうです。
また山岳部では山崩れが多数発生し、海岸部では津波が発生し、当時の東京、そして日本に大打撃を与えました。
2.二百十日の厄日
1959年のちょうどこの時期、5000人以上もの死者・行方不明者を出すこととなる伊勢湾台風が日本に上陸します。
昔から8~9月の時期は台風や長雨に見舞われることが多く、二百十日(立春から数えて210日)は台風が襲来することの多い厄日とされるなど、災害の多い季節でもありました。
そんな事情を受けて、1960年に内閣の閣議了解により、防災の日が制定されます。
地震や台風、津波、大雨などの災害から身を守るために、防災について改めて見直し、深く考え、理解や関心を持つよう広く一般に働きかける日として機能しているのです。
防災の日の行事?
防災の日には何か特別なことが行われているのでしょうか?調べてみると、地域などにより様々なことが行われているようです。
・防災に関するイベントなど
この時期になると地域により、防災に関するイベントや防災フェスタ、こどもも参加できるワークショップや、貴重な話が聞けるフォーラムなど、様々な催しが開催されることが多いそう。普段聞けない体験談や、広く他の人と交流することで、防災への意識を高めることができそうですね!
・学校やオフィスでの防災訓練
防災の日には防災訓練を行う学校や職場、店舗なども多いですよね。
最近ではより実践に近い訓練ができるよう、学校内で避難してから帰宅するところまで、一連の流れで行う学校などもあるそうです。
・非常食に関して
行政で保有している非常食など、期限が近くなったものを地域の住民に配ったり、学校給食に非常食が供されたりするところもあるそうです。
しまいいっぱなしですっかり忘れてた?なんていうウッカリもこんな働きかけがあると少なくなりそうですね!
いざ災害という時慌てないために、ご家庭でもしておきたいこと
・非常持ち出しグッズの見直し
非常持ち出し品の数や消費期限の確認を行っておきましょう。特に食品や水など、直接口にするものには注意を払っておきたいところ。懐中電灯やラジオなどの電気製品もスイッチを入れて、壊れていないことを確かめておきます。
・家族での意識合わせ
いざという時、どこに避難するか、どうやって連絡を取るかなど、ご家族で年に一度くらいは話し合っておきたいですね。お子さんがいるご家庭では、防災用の絵本や紙芝居などを使って、分かりやすく説明するのもおすすめです。
・家具の配置などの確認
家具の配置や固定した部分が緩んだりしていないか、危ない場所はないかなど、この機会に確認しておきましょう。室内だけでなく、お庭やガレージ、ブロック塀なども気をつけておくと安心ですね。
まとめ
忙しい日常の中にいると、災害時の苦労や状況もつい忘れがちになりますが…??
まさに忘れた頃に災害はやって来るかもしれない、緊急時に備えて、今一度、身の回り品を確認し、ご家族との意識合わせはもちろん、親戚や近所の方との連携や連絡方法など、改めて確認しておけるといいですね。
そのための良い機会として、防災の日を有効に活用してみてはいかがでしょうか。