朝顔・昼顔・夕顔・夜顔の花の特徴と花言葉について
2018/07/28
夏の時季、私達の目を楽しませてくれる朝顔ですが、
小学校に授業で、朝顔の鑑賞記録のため育てた記憶があると思います。
そんな朝顔で似た名前の花、昼顔・夕顔・夜顔がありますね。ちょっと気になったので朝顔・昼顔・夕顔・夜顔の違いや花言葉についてまとめてみました。
朝顔
ヒルガオ科サツマイモ属
種子から育つ1年草で原産は熱帯アジアです。
奈良時代又は平安時代に中国を経由して入ってきたと考えられています。
江戸時代に品種改良が盛んにおこなわれるようになり、観賞用として人気になったそうです。現代では、朝顔市などでは行灯仕立ての朝顔が数多く販売されています。
名の通り夜明け前の暗い午前3時頃の咲き始め、午前中にはしぼんでしまう早起きの花です。
色はピンク、青、青紫、白、絞り模様など、多くの種類があります。
『朝容』と書くのがもともとの漢字でそうで、容(かお)は「美しい容姿」という意味で、アサガオは朝の美女の意味らしいんですね。
花言葉
「はかない恋」「真夏の夢」「愛情の絆」「結束」
昼顔
ヒルガオ科ヒルガオ属
原産は日本やヨーロッパ
朝から花が咲きはじめ、昼間も咲き続け夕方にはしぼんでしまいます。
ことから昼顔という名前がついています。
花の大きさは5cmほどで、色は白、ピンクです。
花言葉
昼顔のつるが他の木に巻き付きながら成長するところから生まれた花言葉。
「きずな(絆)」「よしみ(誼)」
夕顔
ウリ科
原産国はインドでひょうたんの仲間に
平安時代に日本に夕顔があったことが、清少納言の枕草子に書かれていたことでわかります。
「夕顔は朝顔に似ているけれど夕顔の実は不格好であまりにも残念だと書かれています。」
花言葉
花の咲く時間帯と花の咲いている時間の短さにから生まれた花言葉。
「夜」「はかない恋」
夜顔
ヒルガオ科サツマイモ属
熱帯アメリカ原産で本来は多年草ですが、日本では1年草として扱われています。
夕方に咲いて翌日の午前中に萎みます、芳香のあることが特徴です。夜にしか見られないなんて、なんだか神秘的ですね。
花の大きさは15cmほどで 色は白がほとんどですが、赤い花もあります。
花言葉
「夜」「夜の思い出」
まとめ
朝顔・昼顔・夕顔・夜顔と、どの花も7月〜9月頃の夏の時期に咲くことは同じですが、咲く時間帯によってそれぞれ似たような名前がつけられているのですね。
また花は全て名前に「顔」の文字が入るという共通点がありますが、ユウガオだけが仲間はずれだったようです。
「朝顔に 釣瓶(つるべ)とられて もらひ水」
加賀千代の有名な句がありますが、朝顔は夏の季語と思っていましたが、秋なんですね。
短い命を精一杯生きている花の姿を見ると、「自分も与えられた命を精一杯生きていきたい!」という気持ちになりますね、