ため息の原因と意外な健康効果とデメリット
2018/07/15
ため息をするたびに「幸せが1つずつ逃げていく」とよく言われて、どちらかというとマイナスのイメージがありますよね。
実はそうでなく体にとってとても必要な事なんです。
緊張したり、ストレスや悩みがあるときに、人は姿勢が悪くなり、無意識に呼吸が浅くなり全身に十分な酸素が行かなくなり、体が酸欠状態になり、それを改善するのがため息の役目なのですね。
今回は、そんなついつい出てしまう、ため息の意外なお話です。
ため息が出る二つの原因
1.酸欠状態を改善しようとしてくれる。
人間はストレスや緊張状態が長く続くと、呼吸が浅くなります。
また、ストレス状態が続くとどうしても下を向くことが多くなり、必然的に姿勢が悪くなってしまいます。姿勢の悪化も、呼吸が浅くなることにつながります。
呼吸が浅くなると、体は十分に酸素を取り入れることができなくなり、体のすみずみまで酸素が行きあたらなくなり、酸欠状態になります。
この酸欠状態を改善するために浅くなった呼吸を深い呼吸に戻し、酸欠状態を改善しようと、体はため息をつこうとするわけです。
2.自律神経のバランスを保とうとしてくれる。
自律神経のバランスは人間にとって、とても大事なものです。
自律神経には交感神経と副交感神経の二つがあります。ストレスや緊張状態の人は自律神経がどうしても交感神経優位になりがちで、これが不眠症や体の不調の原因にもなっているのです。
ため息をつくことで浅くなった呼吸を深くし、交感神経の興奮を抑え、副交感神経がしっかり働くようにしてくれます。
ため息をつくことによる効果(メリット)
1.ストレス発散ができる
ストレスをため込んでしまうと、体に色々な悪影響を及ぼします。
2.緊張を緩和する効果がある
< 深く息をはくことで、脳と身体に新しい酸素を与えることができ、リラックス効果が期待できる、肩の力が抜けて楽になる
3.血行が促進される
呼吸が深くなることで、血流がよくなる
4.自律神経のバランスの回復
緊張やストレスで自律神経のバランスが崩れ、交感神経が優位働いて、不調の原因になるが、ため息をはくことで副交感神経が活発になり自律神経のバランスがよくなる。
ため息をつくデメリット
・ため息が多いい場合は注意が必要。鬱状態になる?
ため息は「鬱病の初期サイン」と言われている。
・周りへの配慮が最重要周りの人を不快にすることがある
ため息がよく出る人は、それが周囲の人に迷惑をかけていないか、一度よく振り返ってみたほうがいいかもしれませんね。
ため息のつき方、つく場所には周りの人に配慮が必要ですね。
まとめ
ため息は、世間的にはマイナスイメージが強いのですが、身体的には、ため息をついたほうがプラスになるということです。裏を返せば、ため息をつきたくなるということは、体の不調に対する、一種の防衛反応ということですね。
無意識にため息ばかりついてしまう方は、ストレスを溜め込んでいないか、きちんと休息できているか、一度振り返ってみたほうがいいかもしれません。
体の不調に対する、一種の防衛反応ということですね。