正座時の足のしびれの原因と治し方と予防方法
最近は昔に比べ生活様式が変わり、正座をする機会がぐっと減ってきました。
正座も足を崩せる状況だったらまだ気も楽なのですが、あらたまった席の正座をするとき
足がしびれると辛いですね。
今回は、しびれにくい正座のコツや、前もって準備できること等をお伝えします。
正座で足がしびれる原因
しびれる原因は、末梢神経を圧迫してしまうことです。
正座をすると下腿部に体重がかかるため、周りの神経や血管を圧迫され、膝から膝下にかけて血行不良が起こるため、神経に酸素が行き渡らなくなってしびれが起こります。
足がしびれにくい正座の座りかた
・重心を前に置く
正座をする時に少し重心を前向きにおく。重心を前に置くことで足の部分への圧迫を避けることができ、足を痺れにくくすることができます。
重心を前に置くコツとしては顎を軽く引き背筋を伸ばし、両手を気持ち程度前向きにおくといいでしょう。
・左右のかかとを離す
かかとをひっつけた正座は足が痺れやすくなりますので、左右のかかとを軽く開いてすわる。
・足をクロスさせる
両足の甲をクロスさせて正座、足の親指をクロスさせるぐらいが丁度いいでしょう。
・膝を軽く広げる
両足の膝をとじるのではなく、軽く広げた状態で正座する。
・重心をずらす
座っている最中に左右前後に重心を移動させる。
・片方の足に体重をかける
足が痺れてきたなと感じたら、片方の足に体重をかけ一方の足を休ませる。これを左右繰り返し行う。クロスする足の上下を変更してみるのも効果的です。
正座でしびれた足をなおす方法
・足をマッサージする
。
両足を前に伸ばして太ももからふくらはぎ部分よくさすること。
・後ろ歩きをしてみる
正座から立ち上がった後にしびれを我慢し、数歩だけ後ろ歩きをすると、悪くなった血液の流れが良くなり、痺れがおさまるのが早くなる。
痺れをおさえるツボを押す
足の痺れをおさえるツボが眉の上あたりを手で押してみる。
つま先で正座をする
長時間正座をした後にすぐ立ち上がるのは良くないので、立ち上がる瞬間につま先を立てかかとの上におしりの乗せる「跪坐」という座り方を行ってみましょう。下の画像のような座り方です。
正座が必要な時は、あらかじめ対策を施す。
●タイトスカート、ジーンズや細めのパンツのような服装を避ける。
●ゆったりとしたスカートがおすすめ
フレアスカートなどは、足元も隠れるため、こっそりとしびれ対策ができるのでお勧め。
●正座用のイスを使用する
持ち運びできる簡易式の椅子を、お尻の下に敷きます。
●法事では後ろの席を選ぶ
後ろの方であれば、しびれた時に多少足を動かしても目立ちません。
●普段から正座に慣れておく
普段から正座をする機会を増やし慣れることで、少しずつ減っていきます。
まとめ
正座やあぐらなどで足がしびれやすい方は、日頃からしびれに耐えられる体づくりをすることで対応できる場合があります。
しびれの原因が正座でない場合は、病気の可能性があるので早めに病院を受診しましょう。