ブロッコリースプラウトの驚くべき栄養と美容&健康効果 おすすめの食べ方
テレビやニュースで健康食材を取り上げる機会が多くありますが、その際、「ブロッコリースプラウト」という野菜名を耳にしたことはありませんか?最近では、スーパーの店頭に見かけるようになりました。
ブロッコリースプラウトのスプラウトとは英語で「新芽」という意味です。分かりやすくいうとブロッコリーの赤ちゃんで、そのまま育てるとブロッコリーが育ちます。一見かいわれ大根では?と勘違いする程よく似ていますが、かいわれ大根も大根の新芽(スプラウト)で同じ仲間です。しかし成長段階だからといって、あなどってはいけません。成長過程だからこそ、成熟した野菜よりも栄養が蓄えられているのです。
ブロッコリースプラウの驚くべき効能
そもそもブロッコリー自体が「野菜の王様」と呼ばれるほど栄養価が高い野菜です。ビタミンC・E、βカロチン、カルシウム、食物繊維、妊婦さんに必要な葉酸も豊富です。
最も注目すべきは「スルフォラファン」という成分です。米国のジョンズ・ホプキンス大学のタラレー博士の研究で発見されました。
スルフォラファンが多く含まれていてこのスルフォラファンが体の解毒力や抗酸化力に関わる酵素の働きを高める効果があります。
スルフォラファンの働きはたくさんあります。
・抗酸化作用
・アンチエイジン
・ガン予防
・生活習慣病の予防
・花粉症軽減
・肝機能の向上
・ピロリ菌による感染症の予防
体の解毒力や抗酸化力に関わる酵素の働きを高める効果があります。現在、様々な研究からスルフォラファンの含有量は品種により異なる事、発芽後3日目が最も含有量が多くなる事などが分かっています。まさに現代人にピッタリなスーパーベジタブルといったところですね。
ブロッコリースプラウトを越えるブロッコリースーパースプラウトの存在
ブロッコリースプラウトよりもスルフォラファンが豊富に含まれている「ブロッコリースーパースプラウト」がジョンズ・ホプキンス大学により開発されました。
ブロッコリースーパースプラウトの生産に厳しい認定基準を設け、審査をパスした生産者しかライセンス契約が出来ません。現在、日本では村上農園1箇所のみの生産販売となっています。
それと肝心の味ですが、ブロッコリースプラウト(ブロッコリースーパースプラウトも)自体に個性的な味はありません。スプラウト特有の辛味も少なし癖がないので、かえって料理次第で自分の好みの味にする事ができます。
ブロッコリースプラウトの効率的に食べる、工夫とすべきポイント
①細かく刻んでよく噛む
細かく刻むことでスルフォラファンを体内により吸収しやすくなります。
②3日に1度の間隔内で食べる
スルフォラファンによって生成された解毒酵素の働きは3日続くとされています。途切れずに食べ続ける事が重要です。
③加熱よりも生食がオススメ
スルフォラファンは熱にも強いのですが、吸収率が下がってしまいます。効率良く摂取するには、やはり生で食べるのがオススメです。
④油脂との組み合わせが抜群
油脂との相性がとても良く、ドレッシングをかけて食べる事で、カロチンの吸収もアップします。
ブロッコリースプラウトのオススメメニュー。
●生食の場合
サラダ、手巻き寿司、サンドイッチ、うどん、パスタ、冷奴のトッピングなどに取り入れると見た目も鮮やかになります。
●加熱の場合
野菜スープや味噌汁に入れても美味しいです。また薄切り肉にブロッコリースプラウトを乗せ、巻いて肉巻きしてもいいですよ。
●ジュースやスムージーの場合
料理が苦手な方や朝の忙しい方には、ジュースやスムージーにするのがオススメ。出来るだけフレッシュなものを使用してくださいね。
まとめ
日本では2000年頃から見られるようになったブロッコリースプラウトですが、段々と効能が知られ、今ではお手軽な価格で一年中手に入るようになりました。しかもライフスタイルや食の好みに合わせて色々な方法で食せます。美容にも健康にも有効なブロッコリースプラウト、是非お試してみてはいかがでしょうか?