父の日って以外と知られていないその発祥のエピソードや,定番の贈りもの?
6月になると父の日がありますね。しかし母の日に比べて、どことなく盛り上がりが少ないような、どうしても少し控えめな印象がしてしまう父の日、みなさんどのように過ごされていますか?
毎年贈りものをされているという方がいる一方、何を送ったらいいのか分からないとか、そもそもいつなのかよく分からないなんていう声を聞くことが多いのもまた事実…。
そこでそんな父の日に焦点をあて、その発祥のエピソードや、意外な定番とされる贈りもの、人気のプレゼントやその相場など、見ていきたいと思います!
父の日の由来ご存知ですか?
父の日は、母の日の同じアメリカ生まれ。ソノラ・スマート・ドットというアメリカの女性が父の日の発祥に大きく関わっています。
ソノラがまだ子どもの頃、1861年に父が南北戦争に出兵してします。その間、ソノラたち6人の兄弟は母に育てられました。その後1865年に父は無事に帰ってくるのですが、母はそれまでの過労がたたり他界していまいます。
母亡きあとは父が6人の子どもたちを育て上げますが、子どもたち全員が成人すると、それを見届けるかのように父も他界してしまいす。
後になり母の日ができたことを知ったソノラは、父を讃える日として父の日を作ろうと1909年に牧師協会へ嘆願書を提出します。そして最初の父の日が1910年に執り行なわれ、1916年くらいまでにはアメリカには広く知られるようになります。そして1966年に、6月の第3日曜日が父の日に定められ、1972年にアメリカで国の記念日となりました。
このように長い年月をかけて認知されるようになっていった父の日ですが、日本には1950年頃に伝わります。しかし一般に広く知られるようになったのは1980年代。デパート商戦などが活発になりイベント化し、皆が知るようになって今に至るというわけです。
日本ではちょっと地味な印象だった父の日ですが、長い歴史を経て今があるのかと思うと、なんだか感慨深いですね!
父の日定番の贈り物は意外にもあれだった!
ところで父の日の贈りもの、実は母の日のカーネーションのように定番とされるものがあるってご存知でしたか?
なんとそれは、バラの花なのだとか。男性であるお父さんにバラの花って意外と思われた方も多いかもしれませんね!
母の日のカーネーションと同じように、存命のお父さんには赤いバラを、他界しているお父さんには白いバラを送るというのが、アメリカで発祥した元々の父の日の贈りものだったのだそうです。
日本では幸せや幸福の象徴とされる黄色いバラを送るという習慣を日本ファーザーズ・デイ委員会が提唱したことを発端に、黄色いバラが定番の贈りものであるとされるようになったのだとか。
ちなみに日本ファーザーズ・デイ委員会とは、メディアで目にする「ベスト・ファーザー イエローリボン賞」などを選出しているところ。みなさんもどこかでき聞いたことがあるかも知れませんね。
第36回ベスト・ファーザーイエローリボン賞 2017
父の日おすすめプレゼントやその相場
しかし世の中のお父さんには、黄色いバラにはあまり興味がない…、という方が多いこともあってか、イマイチ認知度の低い黄色いバラ。そこでバラに変わって人気の贈りものにはどんなものがあるのでしょうか?
やはり人気はビールや日本酒などのお酒類。普段飲んでいるものより、ちょっといいモノなんかが喜ばれるようですね!お子さんと一緒におつまみを作って添えてあげるなんていうのもいいかも知れません。
その他には、洋服や下着・靴下などの小物類、ネクタイなども人気だそう。
贈る側の方の年齢によるところもありますが、3000~5000円くらいがおおよその相場。続いて、2000~3000円、1000~2000円あたりが人気なようです。
まとめ
毎日家族のために仕事はもちろん、慣れないながらも家事や育児にと頑張ってくれるお父さん。
日頃の感謝の気持ちや労いの心を込めて、今年はお父さんの大好きなものを囲んで、家族でゆっくり過ごすなんて言うのもステキかもしれませんね!