コシアブラという山菜、試食したことありますか?
2022/03/25
近くの山歩きをしている方から、コシアブラ(漉油/こしあぶら)と言う珍しい山菜をいただきました。今まで名前も実物も見たこともありませんでした。良い香りがします。
天ぷらにして食べたら最高に美味しいと言われました。
早速ネットで検索してみました。
コシアブラ(漉油/こしあぶら)とは
コシアブラは広く全国に自生する落葉樹で、タラの芽やウドと同じウコギ科です。
成長した樹は15mから20m以上にもなり8月頃から9月にかけて黄緑色の小さな花を沢山付けます。晩秋に全て葉が落ち、春に新しい芽が出てきます。その芽が食用となります。コシアブラの芽は「山菜の女王」とも呼ばれています。
画像:タラの芽
コシアブラの名前の由来
コシアブラの木の樹脂を絞り濾したものを塗料として使っていたから。
「越油」と書き、越後の特産の油という。
当時日本人が留学のために渡っていた中国の「越の国(現在の浙江省)」から伝来した。
コシアブラ下処理
小さくて柔らかい葉は、それほどアクは強くないので、熱湯をくぐらす程度で大丈夫。
その他は、塩を加えて沸騰させている湯の中で2~3分程度茹で、水にさらしてアクを抜く。
コシアブラの主な料理
●天ぷら
そのまま天ぷらにしました。1番グーです。
●油炒め
残りをアク抜きし、オリーブオイルで炒め、塩コショウで味付けしました。
とても美味しかったです。
●おひたしやあえ物
醤油とスリゴマを使って簡単胡麻和えにしました。独特のコシアブラの味が美味しいです。
又、ポン酢で食べてもおいしいです。
まとめ
コシアブラはあまり日持ちするものではありませんので、新鮮なうちになるべく早く食べるようにしましょう。
アクがあるので、天ぷらにする事が多いですが、カロリーは自体は低く、食物繊維が豊富なので便秘やダイエットに効果があります。
この独特の香りが、季節を感じさせてくれます。